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Q スカウト活動の目的はなんですか?

 スカウト世界機構が定義するスカウト活動の目的は要約すると「少年少女達の能力の発達を促し、責任ある社会人を育成すること」となっています。「責任ある社会人」が、つまり「社会人の一員」ということで、二つの言葉があります。「責任」と「社会人」です。
ここでいう「責任」とは、組織・グループでリーダーシップが取れるということです。それには「計画・実行・評価」に携わる事が必要です。
責任を引き受けることを嫌がる風潮が現代にはありますが、責任を負うことで見えてくること、友達との人間関係が確立できる事もあると思います。
「社会の一員」とは社会のルールを守ることを前提に「Win-Win」の関係を築くける社会人を育てるのが目的です。
スカウト活動においては少年少女達に活動の「計画・実行・評価」にかかわらせてリーダーシップを体験させ、自らと仲間の安全の管理とチーム全員の発達・成長について主体的に協力し合うことや、全国的、国際的な交流活動を通じて「責任ある社会人」への発達を促します。
スカウト活動が社会教育活動とされるのも、このように社会にとって有益であり、学校ではではなかなか修得できないこれらの資質を、少年のうちから身に付けさせる体系的な活動を行っていることによると思います。
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Q 参加する資格や条件はありますか?

 スカウト活動は小学校一年生(9月以後であれば幼稚園の年長から)から、25歳まで、各年齢の特性に合わせた5つの部門を通じて一貫したポリシーによって行われ、自ら参加したいと希望する青少年はいつでも、その年代を対象とする部門から参加することができます。
参加するための唯一の条件は、仲間の前でスカウトのやくそくやスカウトのちかいを立てることです。

部門 対象 活動の特徴
ビーバースカウト 小学校1年生から小学2年生の3月まで 遊びを基本としつつ、ルールを守り、集団に参加できる。
カブスカウト 小学3年生の4月から小学5年生の3月まで 異年齢のグループの中で、常識を身につけ、個性を発揮する。
ボーイスカウト 小学6年生の4月から中学3年生の3月まで 自ら役割と責任を分担し、未知の出来事にも対応できる。
ベンチャースカウト 高校1年生の4月から高校3年生まで アイデンティティを確立し、社会に参画する。
ローバースカウト 大学生年齢から25歳まで よき社会人としての実践的活動を行う。

※ ビーバーは森の川などに棲む動物のビーバー、カブは動物の仔、ベンチャーは冒険者、ローバーは武者修行を意味する。

Q うちの子供を入れたいのですが...

 だれでもいつでも入団できます。
ご連絡をいただければ、活動の日程をお知らせしますので、一度か二度見学されたうえで入団されるのが良いかもしれません。見学はいつでも歓迎いたします。
見学時点でご自宅の連絡先をお聞きしますので、以後は各隊の指導者の方からご連絡致します。
入団をお決めになったら、仲間のスカウトの前で、ちかい式を行います。自らの意思でビーバースカウト・カブスカウトであれば「やくそく」をし、それ以上であれば「ちかい」をたてます。
入団時期によって費用が異なりますので、入団後、隊指導者より費用の説明があります。

Q スカウトのやくそくやちかいとは何ですか?

 青少年がスカウトになるときには自発的意思で誓約(やくそく・ちかい)を立てなければなりません。
各部門のやくそくとちかいは以下の通り。
ビーバースカウト
ぼくはみんなとなかよくします。ビーバー隊のきまりを守ります。
(ビーバー隊のきまりは、「元気に遊ぶ」「ものを大切にする」「よいことをする」の三か条)
カブスカウト
 ぼくはまじめにしっかりやります。 カブ隊のさだめをまもります。
 (カブ隊のさだめは、「すなおである」「自分のことを自分でする」「互いに助け合う」「おさないものをいたわる」「すすんでよいことをする」の五か条)
ボーイスカウト以上
 私は名誉にかけて次の三条の実行を誓います。
 神(仏)と国とに誠を尽くし、おきてを守ります。
 いつも他の人々を助けます。
 体を強くし、心を健やかに、徳を養います。
 (スカウトのおきては「誠実」「友情」「礼儀」「親切」「快活」「質素」「勇敢」「感謝」の八つの徳目を身につけるというもの)
1982・32周年カブ入隊式

そのスカウトの親でもなく、学校の先生でもないスカウトの指導者は、彼らスカウトがこうしたやくそくやちかいを守ることを前提に、あるいは守れるように導いていきます。
やくそくやちかいはある意味でスカウト活動という遊び全体を通したルールであり、この普遍的なルールがあるからこそ、この運動は国境を越え、人種・宗教を超えて全世界に広がっています。

Q 男なのにスカートとはどういうことですか?

 「スカウト(Scout)」とは「斥候(せっこう)」を意味する英語で、仲間から先行して未知の領域に入り、そこにある危険や収穫を探る仕事を言います。
自然や環境など周辺状況に対する理解力、観察力、注意力、推理力、応用力、忍耐力、チームワーク、生活技術そして当然、体力も必要となります。
少年たちはその成長の過程において、多くの「未知」に直面します。成人にとってはそれほどの問題でもないことが、彼らにとっては大きな問題となります。スカウト活動は青少年が積極的に「未知」に挑戦し、自らの創意工夫とチームワークによって問題を解決する能力を育みます。

Q ボーイスカウトなのに女の子も入れるのですか?

 はい入団できます。目黒一団は男子と女の子が半々程です。

Q よく教会やお寺で活動していますが何か宗教的なかかわりがありますか?

 スカウト活動は全ての宗教に対してオープンな活動ですが、全体として特定の宗教との結びつきはありません(団によってはスカウト活動の主旨に賛同された宗教団体が育成組織となっている宗教団があります)。スカウト活動は信仰を奨励しています。それは誰も見ていないところでも正しい行いをすることや、どんな状況でも最後まであきらめないこと、自然を大切にすること、それらを総合して強い心を持つことなどにつながるからです。

Q まだ子供だと言うのになぜ、室内ではなく、野外で活動するのですか?

 ボーイスカウト運動の創始者ベーデンパウエルは「自然研究こそ幸福につながる道だ」と言いました。
野外で活動するということは、制御できない環境の中に入るということであり、自然研究とは、いかにその制御できない自然に対処するかということを実践的に学ぶということです。
自然は多くの事を教えてくれます。そこでは、自然を「素直に、ありのままに観察し、法則を見つけ出し、それを柔軟な発想で活用すること」が必要となります。野外のフィールドでは指導者も「教え込む」のではなく、少年たちが「発見する」ように導きます。そこには「用意された正解」や「完全なマニュアル」はなく、自らの知恵と工夫で問題を解決しなければならず、そのことを通じて「生きる力」を育みます。


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